製品情報
メタン発酵装置
ごみ処理から資源の有効利用へ。廃棄物のリサイクルと資源やエネルギーの創出を同時に行うプラントです。
特徴
- 独自設計の攪拌装置を駆使し、湿式型において固形分濃度の高い原料にも対応が可能です。
- 原材料毎に最適なメタン発酵処理方式を選定し、様々な原材料に対応致します。
- 食品工場での食品残渣処理、自治体での生ゴミ処理からの利活用に最適。
- パイロット規模機による長期試験および実証等の実績もあります。
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実証例
- 「小規模処理場施設に適したメタンガス有効利用支援に関する研究(中能登町)」(土木研究所)
- 「生ゴミ・草本バイオマスの複合高効率メタン発酵の技術開発」
(環境省・地球温暖化対策技術開発・実証研究事業、※金沢大学などとの共同研究) - 「高効率燃料電池と再生バイオガスを融合させた地域内エネルギー循環システムの構築(ベトナム)」
(国際協力機構等・地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム、※九州大学などとの共同研究) - 「稲わらと下水汚泥の高濃度混合高温消化と炭化を核とした地域内循環システムに関する研究」
(国土交通省・下水道革新的技術実証事業、※金沢大学などとの共同研究)
特にオススメの使用場所
食品工場、自治体、浄化センター、汚泥処理場など
納入事例
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食品工場の悩みの種だった工場残渣から資源創出へ。廃棄物処理コスト削減に貢献します。
食品工場で毎日数トン発生する野菜くずなどの工場残渣。通常、工場残渣を廃棄物として処理、1キロ当たり数十円のコストがかかっています。月に数十トンは少なくとも残渣が発生する工場にとっては、大きな運営コストです。メタン発酵装置は、野菜くずなどの工場残渣を発酵させ、熱や電気に変換できるメタンガスを発生させます。工場にとっての負担が軽減され、なおかつ、工場運営に必要な資源も生み出す画期的な装置です。メタン発酵装置から排出される消化液は、既設の排水処理設備で処理することも可能です。また、液肥として自社農園や近郊農家さんへの活用も検討可能です。オプションとして乾燥炭化設備を設置することで炭化肥料として減容かつ活用する方法もあります。
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下水道事業における低炭素・循環型社会の構築へ。
下水道普及が進んだ日本、しかし、その下水道処理施設の老朽化問題が顕在、各方面から指摘されています。また、エネルギー需給の逼迫や地球温暖化の進行などの社会背景もある中、国の下水道事業についても、革新的技術によるエネルギー利活用の効率化や施設更新のコスト低減等を推進することが求められています。明和工業は、国土交通省-下水道革新的技術実証事業に採択され、稲わら等の未利用バイオマスと下水汚泥のメタン発酵とこれまで弊社で培ってきた炭化技術を合わせた地域循環内循環システム構築に資する事業も行っております。
仕様
型式 | MMT1 | MMT40 | MMT80 | MMT200 | |
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形状 | 縦型 | ||||
メタン方式 | 湿式 | ||||
発酵槽容積 [㎥] | 1 | 40 | 80 | 200 | |
処理原料 | 性状(T.S.濃度) | ~10% | |||
残渣種類 | 生物由来の有機汚泥、草本類(前処理済み稲わらや籾殻)、生ごみ(加工食物残さなど)、他 | ||||
処理量 [t/d] | 0.04~0.06 | 1.5~2.5 | 3.0~5.0 | 8~13 | |
メタンガス発生量 [m3/h] | 1 | 40 | 80 | 200 | |
備考 |
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